2020年09月26日
告別式の間は、喪主・遺族は会葬者の礼に対して目礼で返します。しかし、通夜・葬儀ではあいさつを行うのが習わしです。通夜では、喪主として式の最後にあいさつをします。通夜でのあいさつは、『本日はお忙しいところお参りいただき、ありがとうございます。
お参りいただいた皆様には大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます』という内容のことを丁寧に述べます。続いて葬儀のあいさつですが、告別式の締め括りとして喪主があいさつします。例文としては『本日は、ご多忙のところ故の葬儀にご会葬いただき、誠にありがとうございます』といった会葬の御礼の言葉に続けて、故人がお世話になったことへの感謝の気持ち、遺された遺族への支援などをお願いする内容を伝えましょう。
出棺のときに、遺族は会葬者の前に立ち、喪主が遺族の代表として会葬者に謝辞を述べますが、決して、先にあげたように難しい言葉を使う必要はなく、ゆっくりと丁寧に、心を込めて話すのでも問題ありません。会葬者も喪主のあいさつをしっかり聞きましょう。
また、喪主がもしも未成年であれば、遺族の中の誰かが遺族代表者としてあいさつを代行することもありますが、その旨を先にお詫びする内容を盛り込みましょう。